こんにちは。jinanです。
私は先月からアウトプットを習慣にしており、主に「ゼロ秒思考」と呼ばれる手法を実践してきました。
この記事を読んでいる方の中には、
- 「ゼロ秒思考」とはなんなのか
- 「ゼロ秒思考」にはどんな効果があるのか
- 実際に始めてみたいけど、どのように実践したらよいか分からない
と、考えている方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、以下のことを解説したいと思います。
- 「ゼロ秒思考」のやり方
- 「ゼロ秒思考」を1ヶ月継続したらどんな成果が得られるか
- 「ゼロ秒思考」実践する上で意識する点
ゼロ秒思考とは何か?
マッキンゼー出身の赤羽雄二さんが考案したメモ術
「ゼロ秒思考」とは、マッキンゼーで14年活躍された赤羽雄二さんが発案されたメモ術のことです。
本文から「ゼロ秒思考」の説明を引用します。
A4の紙に1件1ページで書く。
引用元:ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。
毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。
それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、
最も基本的な「考える力」を鍛えられる。
深く考えることができるだけでなく、
「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。
要は、この「ゼロ秒思考」というメモ術を実践し続けることで「考える力」「深い思考」「瞬時に答える」能力を鍛えられると言っているのです。
特徴:やり方が限りなくシンプルで超簡単
「ゼロ秒思考」の最大の特徴は、
やり方が限りなくシンプルで超簡単
であると断言できます。
方法自体はとにかく簡単であり、この記事を読んでいる今すぐにでも始めることが可能です。
では、実際に準備するべきものを説明いたします。
必要なもの:A4の紙とペン。以上。
必要なものは、
- A4の紙
- ペン
だけです。本当にこれだけです。
A4の紙と書いてありますが、チラシの裏などでもOK。書ければ何でもよいです。
「ゼロ秒思考」のやり方
では、ゼロ秒思考のやり方を簡単に説明いたします。非常にシンプルです。
やり方はこれだけ。とてもシンプルなメモ術です。
この全てを”1分”で書き終えるというのがミソで、時間制限があることで脳がフル回転し、思いついたことを書き出すしかない…!という考えになるのです。
これがのちに説明する「ゼロ秒思考」の成果に繋がっていきます。
そもそもなぜゼロ秒思考を選んだか?
理由:とにかくやり方がシンプルだったから
書店に行くとよく分かりますが、巷にアウトプット方法は驚くほどたくさんあります。
その中で私が「ゼロ秒思考」を選んだのは、
とにかくやり方がシンプルだったから
これに尽きます。
A4の紙とペンがあれば、1枚1分で終わるメモ術。これほど分かりやすくシンプルなアウトプット方法は他には見つけられませんでした。
実際に実践を重ねる中でも、この方法を選んだ理由・直感は正しかったと確信しています。
アウトプット方法の候補は2つあった
アウトプット方法ですが、実は候補が2つありました。
- ゼロ秒思考(著:赤羽雄二)
- あなたを天才にするスマートノート(著:岡田斗司夫)
岡田さんの「スマートノート」も魅力的な方法であると思います。
アウトプット方法の段階が細かく分けられており、「書く習慣〜論理・表現・発想力を鍛える」までやるべきことが明確になっていることが特徴です。
ただ、jinan自身は「スマートノート」よりもさらにシンプルな方法を求めていたため、「ゼロ秒思考」を選択することにしました。
この1ヶ月実践したこと
毎日10枚前後のアウトプット
「ゼロ秒思考」でアウトプットを開始してからの1ヶ月は、
とにかく毎日アウトプットする!
ということを意識していました。
具体的な枚数では、10枚前後くらいを毎日書き留めていました。
1ヶ月継続した成果
ここまで、「ゼロ秒思考」のやり方やどんなアウトプットをしたかについて説明しました。
ここでみなさまの疑問は、
で、継続してどうだったのよ?
ということだと思います。
では実際に、「ゼロ秒思考」を1ヶ月間継続したらどのような成果が得られたのかについてお話しいたします。
得られた成果は以下の4つです。
- 脳内がクリアになり、気持ちがスッキリした
- 自分の悩みがわかるようになった
- 悩みを解決しようと思えるようになった
- 考え事をする際に、紙に書き出すイメージを持つようになった
脳内がクリアになり、気持ちがスッキリした
悩み事や考え事を紙にアウトプットすると、頭の中のモヤモヤがスッキリする感覚を味わえます。
その理由は、自分の脳内を紙に文字起こしすることで、自分の考えを客観的に見られるようになるためだと考えます。
また、脳内で情報を覚えておく必要がないのも、気持ちがスッキリする要因でしょう。
紙に書き出すと勝手に紙が記憶媒体に役割を果たしてくれるので、ムリに覚えて置く必要がなくなります。
自分の記憶頼りだと忘れるのが怖いですが、紙が情報を忘れることはあり得ないので……。
自分の悩みが分かるようになった
自分の思考を客観視できるようになると、そもそも”何に悩んでいたのか”ということが分かるようになります。
不思議なもので、ずーっと何かの悩みに思いを巡らせているという人でも、意外と自分が何に悩んでいるのかを明確に認識できている人は少ないと思うのです。
それは恐らく、ある同じ悩みをぐるぐると逡巡しているからではないかと考えています。
例えるなら、回転寿司でひたすら廻り続けているお寿司のようなものだと思っています。
というイメージを持っていただければピンとくるかもしれません。
この例えの場合、回り続けているネタを取り出してあげないとレーンが一杯の状態が変わらないし、何より新しい新鮮なネタを入れる余地もありません。
じゃあネタを取り出してレーンを空けてあげないと……!
その通りです。
この例え同様、脳内を駆け巡っている悩みや考えは紙に書き出してあげることで脳内がクリアになり、思考を前に進めたり新しい物事を考えられるようになるのです。
悩みを解決しようと思えるようになった
アウトプットの習慣が身に付いて、自身が何に悩んでいるのかが明確に分かるようになると
じゃあその悩みはどうしたらいいか?
と、ちょっとだけ解決してみようかなという気になります。
それまでは、一生懸命に考えていると思っていたが脳内で考えるのに精一杯になっており、解決策を考えるまでに至らないことも多々ありました。
しかし、紙に書き出すと脳内で考える必要がなくなるため、思考が少しクリアになりちょっとだけ解決してみようかという気持ちが湧いてくるのです。
考え事をする際に、紙に書き出すイメージを持つようになった
日常生活で考えごとをする機会は非常に多いです。
考え事を「どのように考えて答えを出すか」というのは、社会人なら誰しもが課題としていることだと思いますが、「ゼロ秒思考」はその一助にもなります。
人と会話をしていたりお風呂に入っていたり、メモがすぐには取れない状況というのがあります。
そんな時でも、問いに対してどんな回答があるか?を「ゼロ秒思考」のように考える癖がついたのです。
具体的には、脳内でバラバラと答えを考えるのではなく
- 今、自分は何について考えているのか(タイトル)
- その答えや自分の考えは何か(本文)
を紙に書き出すイメージで考えられるようになり、思考がまとまりやすくなりました。
そんな初歩的なこと?と思われるかもしれませんが、私は結構話があっちゃこっちゃに脱線してしまい論理的に議論を組み立てるのが苦手だったので、考え方のフレームワークとしても重宝しています。
ゼロ秒思考を実践する上で意識するべき点
「ゼロ秒思考」を1ヶ月ほど継続していると「これは意識した方が良いな」という点が見えてきました。
意識するべき点は以下3点です。
- 難しく考えない
- 毎日ほんの少しでもアウトプットする
- いつでも実践できる環境を整える
難しく考えない
これが最も重要です。
「難しく考えるあまり手が止まってしまう」では、「ゼロ秒思考」とは真逆の考え方になってしまいます。
そのため、とにかく頭に浮かんだワードや文章を書き殴るようにしたのです。
誰に見せるものでもないので、体裁など気にせず書き切ることが重要です。
そもそも、
タイトルと日付、本文を含めて1分以内というルール
があるので、言い回しを考えたりかっこいい文章を書く余裕なんてありませんが……。
毎日ほんの少しでもアウトプットする
毎日1枚でもいいのでアウトプットを続けることが重要です。
これは習慣化をする上で大切なことであり、2~3週間続けると習慣になってくるものです。
jinan自身も、1枚以上は毎日書くようにしていました。
なにせ1枚1分で終わるので「1枚くらいやるか……!」と手につけやすいですし、1枚やってみると「もうちょいやろうかな?」となるのが人間の性だと思うのです。
いつでも実践できる環境を整える
前項でとにかく毎日続けることが重要と書きましたが、そのためにはいつでも実践できる環境づくりも重要になってきます。
jinan自身は、
- A4の用紙を入れたファイルを持ち歩く
- バインダーにA4用紙を大量に挟んで常備しておく
- 持ち歩くバッグにお気に入りのペンを常備しておく
という準備をしておき、いつでも実践できる環境を整えています。
特に、私が愛用しているペンが「プラマン」という準万年筆のようなペンなので、「自宅用×1、持ち歩くバッグ用×2」で準備を怠らないようにしています。
まとめ:ゼロ秒思考はアウトプット習慣の初歩として最適
ここまで「ゼロ秒思考」のやり方やその効果についてお話ししました。
やり方について簡単におさらいします。
また、実際に「ゼロ秒思考」を1ヶ月続けた成果もおさらいします。
- 脳内がクリアになり、気持ちがスッキリした
- 自分の悩みがわかるようになった
- 悩みを解決しようと思えるようになった
- 考え事をする際に、紙に書き出すイメージを持つようになった
いかがでしたでしょうか。
jinan自身、このアウトプット方法でかなりの恩恵を受けたので、この記事を読まれた方がこれを機に実践いただけることを願っています。
以上。ではまた!
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